B型肝炎ウイルスの症状

B型肝炎ウイルスには急性感染と持続感染があり、どちらなのかによって症状は異なります。急性感染ではまず全身に倦怠感があらわれ、続いて食欲不振や嘔吐、悪心などの症状が現れます。尿はウーロン茶のような濃い色になり、黄疸が眼の眼球結膜、いわゆる白目の部分から始まりやがて皮膚にも黄疸の症状が見られるようになります。急逝感染の場合には急激に症状が悪化する劇症肝炎をきたすこともあり、この場合はすぐに医療機関を受診しないと命にかかわります。劇症化しない場合には数週間で症状は沈静化し、徐々に肝機能は回復していきます。持続感染は出産時や乳幼児期に感染します。生後数年から十数年は症状が出ることはなく、無症状の状態が続きます。思春期になり、自己免疫が発達すると身体がウィルスへの攻撃を行い肝炎が起こります。多くのケースでは強い肝炎を発症することなく生涯を暮らすことが出来ます。しかし、10%から20%の人は慢性肝炎に移行し、いずれ肝硬変や肝臓がんなどの病気を発症します。